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うんちは何を語る?

第二の脳といわれる腸と人の体のかかわりについて、興味本位に書きつづります。

オリゴ糖の効果はすごい!

市販されているオリゴ糖

オリゴ糖は、腸内でビフィズス菌の餌となり、腸内フローラ改善に役立ちます。

そもそも、オリゴ糖とは、ブドウ糖や果糖などの単糖類が2~10個程度結合した糖質の総称なので、実は一種類ではありません。

 一口にオリゴ糖と言っても、様々な種類があり、日常に口にするいろいろな食材に含まれています。

例を挙げると、

  • フラクトオリゴ糖:よくお菓子に利用されているオリゴ糖で、アスパラガスやにんにく、ごぼう、玉ねぎ、バナナ、ハチミツなどに含まれています。
  • ガラクトオリゴ糖:母乳や牛乳などに含まれているオリゴ糖で、たんぱく質の消化・吸収やミネラルの吸収を助ける働きがあります。
  • イソマルトオリゴ糖:醤油や味噌、みりんなどの調味料やハチミツに多く含まれており、防腐効果が高く、長期保存に向いています。
  • 大豆オリゴ糖:大豆全般に含まれている成分で、他のオリゴ糖と比べると少量で、腸内の善玉菌の増加を促す働きがあります。

そのほか、乳果オリゴ糖やキシロオリゴ糖、ラフィノースなど、けっこう種類は多いです。

 

実は、厳密に言えば2糖類である砂糖や麦芽糖、乳糖もオリゴ糖の仲間なんですが、これらと上記した3糖類以上のオリゴ糖では、人が摂取したあとの体内の反応が大きく異なります。

 

2糖類は、他の多くの食品成分と同様に、小腸で吸収されて活動エネルギーに変わります。

一方、オリゴ糖(3糖類以上)は、人の消化酵素ではほとんど分解されない(できない)ため、そのまま大腸に到達します

そして、人のエネルギーにならない代わりに、腸内のビフィズス菌の餌になるのです。

 

ビフィズス菌オリゴ糖を餌にすることで増殖するだけでなく、代謝の産物として腸内で乳酸や酢酸などの有機物を生成します

すると腸内は酸性になり、アルカリ性の環境を好む大腸菌ウェルシュ菌など悪玉菌の増殖を抑えます

ある実験では、乳果オリゴ糖を1日3g、1週間毎日摂取した人の腸内のビフィズス菌の占有率が、25%→38%になったというデータもあるので、やはりオリゴ糖の効果は侮れません。

 

さらに、生成された乳酸や酢酸の刺激によって腸の蠕動運動が活発になり、便通が促されうんちがよく出るようになりますから、これらの相乗作用で腸内フローラが改善されると考えればよいでしょう。

 

腸内環境が改善された大腸キャラクター

それから、前述した通り、オリゴ糖は小腸で消化されにくい成分なので、血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。

細かい数字の話ですが、たとえば乳果オリゴ糖は、胃酸によって1.5%、小腸の粘膜の酵素の働きによって5%しか分解されません。

つまり、摂取しても90%以上は消化吸収されないわけです。

なので当然、血糖値もインシュリン濃度もほとんど上昇しないことになります。

人工ではなく砂糖と同じ糖類(自然甘味料)でありながら、糖尿病の予防や改善にも適した性質を持っているなんて不思議ですよね。

 

同時に、1gあたり約2kcal(≒砂糖の1/2)しかないので、糖類なのにダイエット食材としても効果が期待できます

ただし、「小腸で吸収されない=カロリーゼロ」と考えてしまいがちですが、オリゴ糖を食べたビフィズス菌が生成する乳酸や酢酸は、体内に吸収されてエネルギーに変換されるので、カロリー0とはなりません

また、低カロリーだからといって摂りすぎてしまえば体に良くないことは言うまでもありません。

 

市販されているオリゴ糖は、サラサラした粒状の砂糖とは違って、液状のままの製品が多いです。

甘みに関しては、およそ砂糖の60~70%と控えめです。

様々な種類がありますが、どれを選んでも低カロリーで血糖値が急上昇することもありませんし、腸内フローラに対しても、どれも同様の効果が期待できるでしょう。

 

日常の食生活においてオリゴ糖を活用するには、やはり砂糖の代わりに用いるということです。甘味料としてはもちろん、熱しても変性しないので料理に用いても効果が失われることはありません。

もし料理をしないというなら、朝の起きがけにオリゴ糖をスプーン1杯なめるだけでもOKです。そのまま大腸まで運ばれてビフィズス菌の餌になるので、効果は変わりません。

 

注意点としては、オリゴ糖を摂りはじめるとお腹の張りが気になるという人が少なからずいるということです。

これは、腸内にオリゴ糖を横取りして餌にする菌がいるからです。

こうした菌がオリゴ糖を食べてガスを発生、これがお腹の張りの原因です。

オリゴ糖を食べ続けて腸内フローラが改善されるに従って、徐々に横取りする菌が減っていくため、お腹の張りも改善されるはずです。

 

それから、腸内でビフィズス菌のエサになる物質としては、オリゴ糖のほかにBGSと呼ばれる食品成分もあります。

BGSとは、Bifidogenic Growth Stimulatorビフィズス菌の増殖を促す刺激物質)の略称です。

こちらはオリゴ糖と違い、腸内のビフィズス菌のみを選択的に増殖できるため、お腹が張るなどの心配がありません。

BGSはサプリメントとして販売されていますので、腸内フローラを改善する選択肢の1つとして試してみるのもよいでしょう。

 

 

www.healthypoop.com

 

 

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