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うんちは何を語る?

第二の脳といわれる腸と人の体のかかわりについて、興味本位に書きつづります。

エコロジーの原点は腸内フローラかも

手のひらに乗ったガラスの地球

 

このブログでは何度か取り上げたことがある腸内フローラ

人の腸内に棲息する多種多様な細菌(数100種600兆個以上といわれています)が、特に小腸から大腸にかけて、種類ごとにグループを形成して腸の壁面に棲んでいる状態が、まるで植物が群生しているお花畑(英:flora)のように見えることから、腸内フローラと呼ばれるようになりました。

ここで、もう少し視野を広げてみると、当たり前の話ですが、目に見えない菌やウイルスは、人の腸内に限らず世界の至るところに存在していて、腸内フローラが腸内に棲む細菌の生態系であるように、地球上ではそれぞれの微生物が生態系を形成し、人の生活に様々な影響を与えているという事実があります。

つまり、スケールの違いこそあれ、腸内環境と地球環境にはある種の共通点があるということです。

 

昨今、地球温暖化酸性雨、熱帯林の減少、砂漠化、大気や海洋の汚染など、生命体にとっての生存環境の悪化について、様々な原因分析や対策が議論されていますが、これらと腸内環境の悪化は決して無関係ではないと思います。←ちょっと大げさ(苦笑)

というのは、人間の生き方の過ちが、マクロ視点では地球環境を悪化させ、ミクロ視点では腸内環境を悪化させているからです。

極端な言い方をすれば、地球環境破壊も腸内環境悪化も、人間の行為がダイレクトに反映された結果に他なりません。

 

ただし、地球規模の環境汚染に関しては、世界レべルでの対策が必要で、成果を得るまでにはそれなりに時間がかかりますが、腸内環境ならば個人レべルで改善ができて、スグに健康状態を高めることにつなげられます。

そういった意味では、腸内環境は最も身近なエコロジーと言えますよね。

ちょっとコジ付けかもしれませんが、環境問題は決して漠然としたものではなく、自分自身の体内でも繰り広げられているものと考えて、腸内細菌との正しいつきあい方を身につけ、腸内フローラのバランスを改善していくことは、環境問題に関わっていく第一歩といえるのでは・・・。←またまた大げさ(苦笑)

 

地球の生態系について考えてみると、人間を含めた動物と植物、そして微生物(細菌類)には密接な関わりがあります。

よく知られているのは、食物連鎖と呼ばれる自然界の結びつきでしょう。

動物は他の動物や植物を食べて栄養補給をし、それと同時に食べたカスをうんちとして排泄します。

このうんちが微生物によって分解され、養分となって土に還り、それによって植物の生長が促され、さらにはこの植物を動物が食べることで栄養吸収と排泄が行われ、また同じように排泄物が分解され、植物の養分になるわけです。

こうした、動物・植物・微生物による食物連鎖の流れがスムーズに進んでいる限りは、自然の調和は乱れることはありません。

しかし、現実には人間の都合で、世界各地でこの自然の調和を崩す方向へと舵がきられています。

 

埃とマスク

 

現在、人と生態系の関わり合いについて様々な問題提起がなされていますが、特に注目したいのは、先進国を中心に都市生活が広がることで、生態系の一部を担っていた菌(微生物)が日常から遠ざけられてしまったという点です。

確かに、衛生管理が行き届いて多くのバイ菌が排除されたことは、医療の発展と相まって、感染症による死者を大幅に減少させることにつながりました。

ただ、実際に排除されたのは有害な菌ばかりではありません。

自然界に棲息する菌の中には、人が触れ合うことで体内の免疫機能を刺激され、生体活性を促すものも数多く存在します。

よく自然の中に身をおいて自然と触れ合うことで健康になるのは、そういったことが大きな要因です。

が、現代社会のベクトルはむしろ逆の方向に向いてしまっています。

 

滅菌、除菌ばやりの世の中ですが、無菌であることが必ずしも人の体に良いわけではありません。

アトピーや花粉症などのアレルギー疾患はその代表例で、何でもかんでも菌を遠ざけてきた人の生き方によって、免疫の過剰反応が引き起こされたと考えられています。

本来、人は菌を遠ざけるだけではなく、賢く付き合っていく知恵が必要なんです。

そういった意味で、まずは自分自身の腸内フローラを、そうした自然の一部であると捉えて、健康長寿を実現させるために菌と共生する生き方を探求してみては?

 

www.healthypoop.com

 

 

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