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うんちは何を語る?

第二の脳といわれる腸と人の体のかかわりについて、興味本位に書きつづります。

うんちに興味をもったわけ

教授するうんちキャラクター

米国の賢威ある学術雑誌「サイエンス」が、過去10年間の科学上の10大成果の一つに、腸内細菌の研究を挙げたことでも分かるように、いま「腸」に注目が集まっています。

「腸内フローラ」とか「腸は第二の脳」などというフレーズを耳にしたことがある人も多いでしょう。

腸は、食品を分解して栄養分を取り出し、体内に吸収する重要な器官である、ということは従来から知られていることですが、実はその働きが想像以上に複雑かつ精巧で謎に満ちたものである、ということが近年さまざまな研究から判明してきました。

 

 国内では最近、テレビの健康番組などでも腸内細菌に関することが取り上げられており、腸の状態が人の健康維持に直結することが知れ渡ってきたため、一種のブームといえるほど関心を高める結果になっています。

 

かく言う私が「腸」延いては「うんち」に興味を持ったきっかけの一つにダイエット・・・大げさにいうと肉体改造があります。
最初は、年々太り続ける自分自身のカラダを何とかしたいと、何となく「運動」することを思いつき、どうせならムキムキの腹筋を目指したいと考え、そのための方策を調べました。

すると、腹筋を割るためには、筋トレが必要なことはもちろんですが、実は食べる物がもっと重要だということが分かりました。
つまり、「食」について学ぶことが最も重要だということが分かったのです。

具体的には、「人のカラダは食べたもので出来ている」という至極単純なことを改めて認識させられたのですが、そうなると食べたものを体内に吸収する「腸」の状態がよくなければいけないのでは?と考えるようになりました。

そして、「腸の状態」を見極めるには「うんち」を見るのが1番なんじゃないの?と考えたわけです。

子供の頃には悪口の代名詞だった「うんち」
一般社会でも、「きたない」「なんとなく恥ずかしい」と話題にされにくい「うんち」。

でも、うんちは人が生まれでから死ぬまで、一生をかけて付き合う、いわば一生の友的な存在なんです(笑)。

このブログでは、これまで私が見聞きしたうんち情報や腸や食について関心を持ったこと、健康に繋がるであろう知識を気ままに発信していきたいと思っています。

そもそも、うんちは何からできている?

うんちの量および回数は、食物の種類や分量、消化・吸収状態によって違ってきますが、だいたい一日100~200g程度で、1日1回が普通です。
とは言うものの、毎日便意が起こる人は意外に少なく日本人男性では4割、女性では3割程度ともいわれています。

一般に肉、魚、卵などの動物性食品を多く食べると、植物性食品を多く食べたときよりも、排便の量や回数が少なくなる傾向があるため、食の西洋化が進む現代では、日本人の排便回数が減りつつあるのかもしれませんね。

 

うんちには食物の不消化部分、消化液、消化管上皮が剥がれたもの、腸内細菌とその死骸などが含まれていますが、実は健康な人のうんちの約80%は水分です。
残りの固形分20%のうち、1/3が食べ物の不消化部分(食べ物のカス)、1/3が古くなった消化管上皮(腸粘膜の剥がれたもの)、そして残りの1/3が腸内細菌とその死骸だそうです。

一般に上皮とは、動物の体表面や体内の器官内腔の表面を覆う細胞層を構成する組織のことです。
人の消化管上皮とはつまり、胃・小腸・大腸の上皮です。

人のカラダをつくる細胞の中でも、最も寿命の短い細胞が、胃や腸の表面を覆っている消化管上皮の細胞です。
そのうち、絨毛の細胞は24時間の寿命しかありません。
ちなみに、絨毛とは、腸の粘膜から突出した微細な突起のことで、栄養吸収の効率を良くする役目があります。
消化管上皮細胞はそれくらい新陳代謝が激しいので、毎日のように死んでは剥がれて、うんちの成分になります

さらに、人の腸内は適度な温度やpH(ピーエイチまたはペーハー:酸性・アルカリ性の割合)、そして栄養が次々と供給される、など細菌にとっては住みやすい環境で、実際たくさんの腸内細菌が住みつき、その量は腸内全体で1kgにも達するそうです。
そして、それら細菌とその死骸もうんちに含まれます。

なお腸内細菌についてですが、人体にはだいたい1000種類100兆個の細菌がいるそうです。
人のカラダを構成する細胞数は約60兆個ですから、腸内細菌の方が40兆個も多いということになります。

うんちの色とにおい

臭いを避けるために鼻をつまむ女性

日々の食事で茶色い物ばかり食べているわけではないのに、うんちの色は通常、黄褐色です。
その色の成分をたどってみると、それは胆汁です。
胆汁色素の内、主にビリルビンという成分によって黄褐色をしています。

胆汁は、脂肪の消化・吸収に大切な役割を果たす消化液で、肝臓でつくられ、肝管、胆嚢、総胆管という経路で十二指腸に流れこみます。
十二指腸に流れこんだ胆汁中のビリルビンは、大腸の中で腸内細菌の影響を受けてウロビリノーゲンに変わり、そしてこの大部分が便の色のもことなる黄褐色のステルコビリンへと変わっていきます。

同様に、どんなに食欲をそそるいい香りの食べ物を食べても、カラダを通過すると臭いうんちが排泄されます。
うんちのにおいの元、それは腸内細菌です。
摂取したタンパク質が悪玉菌と呼ばれる腐敗菌によって分解されることで悪臭を放ちます。

なので、腸内環境が悪化して悪玉菌の数が増えると、おならやうんちがより臭くなるのです。

うんちのにおい成分は、硫化水素インドールスカトールなどで、これらは当然、おならのにおいとも関係しています。

硫化水素は、火山や温泉のいわゆる「硫黄のにおい」あるいは「ゆで卵の殻を割ったときのにおい」とも言われますので、馴染みのある人も多いのでは?

インドールは、私は嗅いだことはありませんが、室温では大便臭そのものらしいです。
また、スカトールは、ギリシャ語でうんちを意味する「スカト(skato)」から命名されたそうなので、押して知るべしでしょう(苦笑)。

 

こういった成分が組み合わさって「あの」うんちのにおいを形成しているわけですが、実はインドールスカトールジャスミンなどの花の香り成分でもあるというから驚きです。

実際、香水に使われる天然ジャスミン油には約2.5%のインドールが含まれているそうですし、スカトールインドール同様、香水や香料に使われているそうです。
インドールスカトールは、高濃度の場合はうんち臭、低濃度の場合は花の香リとなる不思議な成分なんですね。

 

 

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