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うんちは何を語る?

第二の脳といわれる腸と人の体のかかわりについて、興味本位に書きつづります。

慢性下痢には〇〇が効く

 

スッキリ目覚めた女性

本来、慢性下痢の基本的対処法は、生活習慣を見直すことが一番の特効薬です・・・などというと、「そんな事は、いまさら言われなくても分かっているんだよ!」という怒号が聞こえてきそうですが・・・(汗) 

 

そうはいっても、脳と腸は密接な関係でお互いに影響を与えていますから、よくも悪しくも日々の生活習慣というのは必ず自分に返ってきます。

食べ過ぎない・・・

飲みすぎない・・・

体を冷やさない・・・

睡眠をしっかりとる・・・

などと文字にすれば、どれも簡単そうに見えますが、忙しい日常生活においてはついつい守れないこともありますよね。

しかし、こういった基本的なことを改めて意識することで、腸内環境はかならず改善されます。

 

さらに、腸内の環境を整えるために「食」についても考えましょう。

ヨーグルトや漬物、味噌などの発酵食品を積極的に食べて、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌や、善玉菌のエサとなるオリゴ糖などを意識的に摂ることもひとつの方法です。←毎度おなじみのネタでスミマセン(汗)

 

 

お腹にやさしい料理と負担をかける料理

下痢が続いている時は、油っぽい肉や揚げ物などは避け、塩分控えたお粥やよく煮込んだうどん、じゃがいもやにんじんなどを柔らかく煮たもの、その他には豆腐、リンゴ、バナナなど消化の良いものを食べましょう。

 

また、胃腸に負担がかかる貝類やイカ、タコなどの魚介類や繊維質を多く含む野菜類、香辛料を使った刺激物などもなるべく控えましょう。

 

それから、下痢になると水分がどんどん排出されてしまうため、脱水症状に注意が必要です。

刺激が少なく体内に吸収されやすい湯冷ましや番茶、薄味の(塩分控えめの)味噌汁やスープ、糖分の少ないジュース(冷えていないもの)、スポーツドリンク(冷えていないもの)などでしっかりと水分補給をしましょう

ただし、いくら水分といっても、アルコールやコーヒーなどの刺激物は控えて下さい

温かいお茶と冷えたビール

 

急性の下痢のときはもちろんですが、過敏性腸症候群のように直接腸の病気でない場合も、腸がデリケートなわけですから、お腹にやさしい食べ物を摂るように心がけましょう。

 

ただし、生活習慣だけでは解消されない下痢があるのも事実です。

 

そこで注目したいのが漢方薬です。

 

漢方薬は、生薬(天然の薬効をもつ産物から得られた有効成分)を組み合わせた薬剤です。

漢方では、一人ひとりの体質やそのときの状態によって、その人に合った漢方薬が処方されるので、比較的副作用が少なく長期にわたって服用することができます

 

漢方薬

下痢に効果があるとされる漢方薬については、急性の下痢では水分調節を行う漢方薬や人参配合の漢方薬を使用するケースが多く、慢性の下痢では温めるタイプの漢方薬を使用します。

 主たるところでは、 

  • 黄連湯(おうれんとう):急性の下痢に使用します。胃を温めて、のぼせを改善する作用をもつ漢方薬です。
  • 六君子湯(りっくんしとう):急性の下痢で、比較的体力の低下した場合に使用します。下痢だけでなく食欲不振などにも効果があります。
  • 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):急性または慢性の下痢で使用します。嘔吐や下痢を取り除くとともにストレスにも効果があり、過敏性腸症候群でも使われます。
  • 真武湯(しんぶとう):慢性の下痢で虚弱体質な場合に使用され、体から余分な水分を出す効果があります。
  • 人参湯(にんじんとう):慢性の下痢で比較的体力のない場合に使用します。余分な水分を追い出したり、消化をよくする作用があります。
  • 啓脾湯(けいひとう):慢性の下痢に使います。胃腸の働きをよくして消化を助け、下痢をおさえます。もともと体力のあまりない場合に向きで、子供にも処方されます。
  • 桂枝加芍薬(けいしかしゃくやくとう):お腹に冷えがあり、筋肉が緊張している人に有効で、過敏性腸症候群にも効果があります。
  • 五苓散(ごれいさん):体内の水分の循環を改善してくれる効果があります。利尿作用があるので、悪い菌を体外に排出してくれると考えられていて、子供の嘔吐下痢症(感染性胃腸炎にもよく使われます。

などが、下痢に効く漢方薬です。

ちなみに、漢方薬では、「湯」は煎じ薬「散」は粉末薬「丸」は粒状剤を表しています。

 

漢方薬だからといって、まったく副作用がないわけではありませんから、むやみに服用することは避けるべきですが、長期の下痢に悩んでいるのであれば、漢方薬などで相談してみるとよいでしょう。

 漢方薬のきぐすり.com で全国の漢方薬局が検索できます。

 

最後に、「食生活の改善」といっても一人暮らしで外食中心だから難しい・・・とか、わざわざ漢方薬局に相談にいくのも大変だし・・・という場合には、サプリを用いるのも有効だと思います。

 

黒梅日和